FXを始めよう!その7:MT4でテクニカル分析をする方法

前回はMT4の基本的な使い方や設定方法をお伝えしました。

https://sapporofx.com/how-to-mt4/

今回はMT4を使ったテクニカル分析の方法をお伝えしていきます。

 

分析方法

FXで相場を分析する手段としては大きく以下の2つが挙げられます。

それぞれの意味と特徴は以下となります。

 

ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズ分析とは、それぞれの国や地域の政策だったり、金利や雇用などの経済状況などを考慮した上で、値動きの予測を立てる分析方法のことを言います。

 

テクニカル分析

テクニカル分析とは、値動きの推移をグラフ化したチャートを読み、チャートの中で値動きの節目と節目を線で結んだり、過去○日間の終値を平均化した線をを表示するなどする分析方法のことを言います。

 

インジケーターの設定

まずはテクニカル分析の基本とも言えるインジケーターの表示方法を見ていきましょう。

MT4の場合、画面上部のメニューの「挿入」メニューから「インディケータ」を選択し、その中から使いたいインジケーターを選択することで、各種設定を開きます。

 

移動平均線

上記のメニューから移動平均線を開いてみましょう。

移動平均線はインディケータ→トレンド→Moving Averageの順番に選択していくことで開くことが出来ます。

 

移動平均線とは、設定した期間の終値の平均値を線で結んだものです。

期間を決め、スタイルの部分で色や線の種別・太さを選択してください。

登録すると以下のように青い線の移動平均線が表示されます。

 

上記の設定だと、50MA(MovingAverage)となり、ロウソク足過去50本分の終値の平均を結んだ線ということになります。

また、移動平均線は何本でも表示することが可能です。

期間20、100を追加し、20を黒、100を赤とした場合は以下のように表示されます。

 

移動平均線は、期間が短いほど値動きに敏感に反応し、期間が長いほどゆったりとしたカーブを描きます。

この特性を利用して、短期の移動平均線が長期の移動平均線の下から上にブレイクしていくことをゴールデンクロスと呼びます。

 

また、逆に短期の移動平均線が長期の移動平均線の上から下にブレイクしていくことをデッドクロスと呼びます。

 

ゴールデンクロスの後は価格が上昇していきやすく、デッドクロスの後は価格が下落しやすいという特徴があります。

 

 

また、価格が移動平均線にタッチすると反発しやすいことも特徴のひとつです。

 

このようなところを狙ってエントリーを仕掛けるやり方も一般的な方法です。

移動平均線はほんの一例に過ぎませんが、これらの特徴を利用することで優位性の高いトレードが可能となります。

ライン描画

ライン描画では、チャート上に線(ライン)を引くことが出来ます。

ロウソク足の節目と節目を水平線で結んでサポートラインとレジスタンスラインを引いたり、高値・安値の切り上がり・切り下がり部分を斜線で結んでトレンドラインを引いたりすることで、どこのポイントが他のトレーダーたちに意識されているのかを判別することが可能です。

 

そうすることによって、トレードの戦略を立てやすくすることができるのです。

水平線

ラインの引き方は、画面上部のメニューの「挿入」メニューから「ライン」を選択し、その中から水平線やトレンドラインを選択するか、ツールバーから水平線・トレンドライン描画のボタンをクリックしてライン描画モードにします。

 

水平線を選択すると、水平線の描画モードになります。

水平線描画モードになっている場合、以下のようにマウスポインターが変化します。

 

水平線描画モードとなってからクリックをすると、水平線が引かれます。

 

水平線をダブルクリックすると先の両サイドにポッチが表示されます。

 

ポッチが表示されている状態になると、水平線の位置を移動することができます。

 

また、水平線を右クリックして表示されるメニューの中から『Horizontal Lineのプロパティ』を選択すると、水平線のプロパティ画面が起動します。

 

プロパティ画面では、水平線の色や種類、太さを変更することができます。

 

水平線を引くと、一本の線上に何度も価格が当たって反転しているのがわかると思います。

 

価格が上昇していく際に、現在価格より上方向に行く手を阻むように引かれる水平線を、レジスタンスライン(抵抗線)と言います。

逆に、上昇局面で現在価格より下方向に価格を支えるように引かれる水平線を、サポートライン(支持線)と言います。

これらのラインの総称として、サポレジラインなどと呼ばれています。

 

過去に何度も意識されている水平線は今後も意識される可能性が高く、価格が再度同じ水平線に到達する際にレジスタンスラインとして機能する可能性が高くなります。

 

また、サポートラインをブレイク(価格が水平線を抜けたという意味)すると、今度はそのサポートラインはレジスタンスラインに変わるという特徴があります。

逆に、レジスタンスラインをブレイクすると、その水平線はサポートラインに変わるという特徴があります。

このことをサポレジ転換と呼びます。

この特徴を利用して、レジスタンスラインをブレイクしたら、同じラインまで押してくるのを待ってからエントリーを仕掛けるといった戦略を立てることができます。

 

トレンドライン

トレンドラインを選択すると、トレンドラインの描画モードになります。

トレンドライン描画モードになっている場合、以下のようにマウスポインターが変化します。

 

トレンドライン描画モードとなってからクリックをすると、トレンドラインが引かれます。

 

トレンドラインをダブルクリックすると左端と等間隔ににポッチが3点表示されます。

 

トレンドラインの位置を変える際には、真ん中のポッチを掴んでドラッグアンドドロップで移動します。

また、トレンドラインを右クリックして表示されるメニューの中から『trendlineのプロパティ』を選択すると、トレンドラインのプロパティ画面が起動します。

 

 

プロパティ画面では、トレンドラインの色や種類、太さを変更することができます。

 

 

キーボードでCtrlキーを押しながらトレンドラインの真ん中のポッチをドラッグ&ドロップすると、同じ角度のトレンドラインがコピーされます。

そのラインのことチャネルラインと言います。

チャネルライン上で何度も価格が当たって反転しているのがわかると思います。

また、水平線と同じく、チャネルライン上でもサポートとレンジスタンスが機能しており、レジスタンスラインを価格が抜いてきたら、そのレジスタンスラインはそのままサポートラインに変換されます。

 

価格がトレンドラインを抜けて来ると、その後トレンドが転換する可能性が高くなります。

ラインに関する注意点

水平線にしろトレンドラインにしろ、ブレイクするとブレイクした方向に必ず進むものと思い込んでいるならば、注意が必要です。

しかし、ブレイクしてもすぐにまたブレイクした線に戻ってくる例も多くあります。

ブレイクしたからと言ってすぐにエントリーしてしまうのは、危険な行為なのです。

ブレイクは、あくまで判断のうちの一つに過ぎないということで、他の根拠(ダウ理論やチャートパターン・プライスアクションなど)と組み合わせて使う必要があります。

まとめ

テクニカル分析については、今後も記事にしていこうと思いますが、中短期のトレードをしようとするとテクニカル分析の技術は必須となってきますので、しっかりと勉強していく必要があります。

ダウ理論に「平均はすべての事象を織り込む」という言葉があります。

ダウ理論はテクニカル分析の元祖みたいなものですが、ダウさんはテクニカル分析をしていれば世界中のありとあらゆる事象によって引き起こされた相場変動も、分析できないものはないということを言っています。

例えば、昨年(2018年)のドル円の最安値に水平線を引いてみます。

 

そしてその水平線を引いたまま、現在(2019年)のチャートを見てみると・・・

2019年1月3日に発生した相場の急変動、『フラッシュ・クラッシュ』の最安値のヒゲ先部分がピッタリ当たってますよね。

フラッシュ・クラッシュは、数時間の間に価格が4円以上も大暴落した相場の急変動なのです。

しかしこれは、何の前触れもなくいきなりやってくる相場の急変動であったとしても、しっかり過去の値動きの節目が意識されるということを意味しているのです。

この例は、ダウ理論の「平均はすべての事象を織り込む」という言葉が当てはまるわかりやすい現象です。

この例だけ見てもテクニカル分析の重要性がわかってもらえたのではないでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

札幌でFXで稼いでいくために情報発信をしているiNaです。 日中はプログラマーとして働く兼業トレーダーです。 同じように働きながらFXを覚えて副収入を稼いでいきたい人を応援します! トレードスタイルはデイトレード~スイングトレード。 プログラマーのスキルを活かしてEAやインジケーターを自作するのが趣味です。