2019.03.12(火) にアップした動画です。
豪ドル/ドルの エントリー について
解説しています。
今回は、この動画の内容の
補足説明をしていきたいと思います。
逆ヘッド&ショルダー(逆三尊)
豪ドル/ドルの 4時間足チャート で、
逆ヘッド&ショルダーが完成していました。
下の画像の黒い線の流れを
逆ヘッド&ショルダーと言います。

安値が①②③と、3つの谷を築いています。
逆ヘッド&ショルダーという言葉そのままに、
逆さまに、左肩 → 頭 → 右肩 のように見えますね。

このカタチが出現すると、
相場の流れが反転することが多いとされています。
画像の左側の部分は価格が
上から下に落ちていますよね。
逆ヘッド&ショルダーが出現すると
今度は相場の流れが反転して、
価格が上昇していくことが多いのです。
このように、
こういうカタチのチャートが出現すると
相場が反転しやすいというもののことを
チャートパターンといいます。
チャートパターンには、
ヘッド&ショルダーの他にも
ダブルトップやダイヤモンドフォーメーション
など、固有名詞のついたモノが多数存在します。

チャートパターンについては、
過去にも解説しているので参考にしてみてください。
ネックライン

また、逆ヘッド&ショルダーの
両肩と頭の根本を結んだ線をネックラインと
呼びます。(下の画像の赤の水平線)

肩と頭、そして首。
まるで人間の身体ですね。
③の右肩部分からネックラインを
上抜けて行った時点を以て、
逆ヘッド&ショルダーの完成となります。
チャートパターンの完成を以て
初めて相場反転しやすい状態となりますので、
完成を待たずに動いてはいけません。
チャートパターンが完成していない内は、
まだまだ相場反転が起こらずに、
順行していく、つまり今回の場合だと
下落が止まらないことも考えられ得るのです。
ネックラインを抜けたらどうするか?
4時間足で価格がネックラインを抜けたら
1時間足や15分足などの短期足チャートを
見てみましょう。

上の画像は、最初の画像と同じ部分を
1時間足チャート で描画したものです。
価格がネックラインを上抜けてから、
一旦、ネックラインまで再度価格が
下落しているのがわかると思います。
(赤○部分)
価格が下落しているので、
価格上昇を狙って ロング をするのは、
無理なんじゃないの?と思うかもしれませんね。
しかし、
この時こそロングエントリーをする
絶好のチャンスなのです!
「押し目買い」という言葉を
聞いたことがあるでしょうか?
この、価格が上昇したところから
一旦 押し目 を付けた部分というのが、
実は絶好の買い場所なんですね。
つまり、ネックラインを上抜けたら
そこで飛び乗りエントリーをするのではなく、
一旦、押し目を付けるのを待ってから
エントリーするのがセオリーとなります。
他のタイムフレームを確認する

今回、僕は4時間足チャートで
逆ヘッド&ショルダーが出現したのを見て
上記のようにロングエントリーを仕掛けました。
しかし、1時間足を見ると、
なんと逆ヘッド&ショルダー完成よりも前に
ダブルボトムが出現していたのです。

ダブルボトムとは、
上の画像のようにほとんど同値の
2つの谷を作るチャートパターンです。
ダブルボトムも出現すると
相場の流れが反転することが多いと
されるチャートパターンなのです。
ダブルボトムもネックラインが引けるので、
ネックライン上抜け → 押し目を付けたところで
ロングエントリーを仕掛けることができます。
先程の逆ヘッド&ショルダーで
ロングエントリーを仕掛けることが
可能なポイントがココ↓

ダブルボトムでロングエントリーを
仕掛けることが可能なポイントがココ↓

4時間足だけではなく、1時間足をよく見て
1時間足のダブルボトムが見えていたら、
25pipsくらい早くエントリーを仕掛けることが
出来たということになります。
早くエントリーを仕掛けられるということは、
損切ポイントが近くなり、
利確ポイントが遠くなるということを意味します。
今回の場合は、
1時間足のダブルボトムをエントリー根拠としていた方が
リスクリワードが良くなる、つまり、
ローリスク・ハイリターンになっていたということになります。
僕の場合は4時間足チャートをメインで監視していますが、
4時間足チャートだけではなく、いろいろなタイムフレームで
チャートを見ることが望ましいという実例でした。
まとめ
今回は、2019.03.12(火)の
豪ドル/ドルの逆ヘッド&ショルダーから
エントリーした際の着目点などを書いていきました。
こういうチャートパターンを知っているだけで、
エントリーするチャンスが格段に増えていきます。
なので、チャートパターンは
ぜひとも意識して探し出して、
積極的にエントリー根拠として
使うようにしたいですね。
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